うつ病の種類

子供のうつ病

うつ病は大人だけのものではありません。
子供もうつ病になります。
両親の離婚、両親の不和、親しい人との別れなど大きな喪失感が生まれたときにうつ病になります。
子供のうつ病の場合大人のうつ病と異なり憂鬱な気分で行動できなくなることはありません。
うつ病になることでイライラした気分が増していくのです。
イライラした気分を抑えることが出来ずに非行に走ることもあります。
子供のうつ病の症状は食欲不振、行動力の減少、活動力の低下があります。
今までは豊かだった表情が乏しくなり、友人との遊びや好きなテレビ番組にも関心を示さなくなります。
朝は体調が優れないが夕方になると体調が回復する特徴もあります。
体に不調から学校へ行くことが困難になります。
子供のうつ病は年齢によっても現れる症状が異なります。
幼児期はすぐに泣いてしまいます。
理由もなくなきます。
食欲不振や睡眠不足もあります。
小学生の場合集団での行動が極端に苦手です。
集中力もないので勉強する時間が苦痛に感じられます。
当然成績も悪くなります。
中学生の場合は体の変調を訴えます。
頭痛、腹痛、疲労感、気分の悪さを訴えます。
自分に対してひどい劣等感があるので友人に自殺に対する考えを話すこともあります。

閉経期うつ病

女性は28日から30日周期で生理があります。
加齢により段々と生理の間隔が開いていきます。
排卵も減っていきます。
最終的に排卵が起こらなくなると生理もこなくなってしまいます。
これを閉経といいます。
6ヶ月以上生理がない状態が続けば完全に閉経したと考えられます。
閉経期には体に様々な変調をきたします。
閉経の時期に起こるうつ病であるので閉経期うつ病といわれます。
女性ホルモンの一種であるエストロゲンが減少することでおきるうつ病です。
気分の憂鬱のほかに体が異常に火照る症状も現れます。
閉経期の時期はホルモン濃度が安定しなくなります。
ホルモンが安定しないことでイライラする、鬱気分、不安感等が現れます。
更年期の症状と比べても激しすぎると感じる場合は閉経期うつ病かも知れません。
閉経期うつ病に有効な治療方法として卵胞ホルモン補充があります。
ある程度の効果を感じられることから多くの医療機関でこの治療方法が実施されています。

産後うつ病

女性がかかるうつ病です。
妊娠・出産の前後にはうつ病になりやすいといわれています。
特にマタニティーブルーとも言われる出産のすぐ後のうつ状態は多くの人が掛かります。
大抵の人は治療を受けなくても2週間程度で症状は回復します。
出産2週間以後から起きる産後うつ病はマタニティーブルーと異なりかなり症状が重くなってしまいます。
ホルモンのバランスの変化、母親になることへのプレッシャーが原因とされています。
産後うつ病は正しい治療を行わなければ育児放棄を起こしてしまいます。
場合によってはかわいいわが子を死に至らしめることもあるのです。
出産後の女性が痛ましい事件を起こし新聞に載っていることがあります。
幼児を虐待した事件、幼児と一緒に無理心中をしているような事件も。
これは産後うつ病が原因の場合もあるのです。
産後間もない人は不安で一杯です。
子育てという未知の分野に自信を失って憂鬱な気分になる事があります。
周囲の期待や自己責任感が大きいと余計に気分が追い込まれ悪循環を起こしてしまうのです。
産後うつ病は放置していても完治することはありません。
放置することで症状が悪化してしまう危険性があります。

躁うつ病

躁うつ病は他のうつ病と異なり遺伝傾向が強いうつ病です。
親が躁うつ病にかかっていればその子供も3割程度の割合で躁うつ病にかかってしまうのです。
躁うつ病は双極性生涯とも言われています。
気分が高ぶった躁状態と気分の落ち込むうつ状態が繰り返し訪れます。
責任感の強気まじめな人が躁うつ病になりやすいといわれています。
強烈なストレスを受けたり無理をしすぎることで躁うつ病になってしまうのです。
躁状態のときは興奮状態にあります。
気分がハイの状態ですので本人は全く苦痛を感じません。
但し周囲の人はお菓子状態だと思うでしょう。
睡眠時間が少ないのに疲れにくいこと。
頭の回転は速いのに考え方がまとまっていないので何を話しているのか要点をつかめないこと。
注意散漫になり集中慮期が低下すること。
イライラして怒りっぽいことがあります。
鬱状態になるともっと危険です。
今までに興味のあったことすべてに興味を失います。
食欲不振や不眠の状態も現れます。
気分の落ち込みが激しく自殺を考えることもあるのです。
躁うつ病は躁と鬱の状態がサイクルでやって来ます。
数カ月おきにサイクルがやってくる人、数年ごとにサイクルがやってくる人など異なります。
再発を繰り返せば段々と症状は重くなっていきます。

老人性うつ病

その名のとおり老人がかかるうつ病です。
高齢になると思うようにことが運ばなかったり、思うように体が動かないことで寂しさを感じることがあります。
身体機能ばかりだけでなく、内蔵の機能も低下してきます。
足腰も弱くなるので外出が億劫になってきます。
このようなことが老人性うつ病を引き起こしているのです。
若い頃は簡単に出来ていたことが年をとることで困難になることがあります。
また自分の親しい友人や知人が亡くなることで喪失感が生まれることもあります。
このようなことが重なって活力が低下することで老人性うつ病になるのです。
老人性うつ病の特徴は抑うつ状態になる、イライラする、不眠症、集中力の低下、疲労感、食欲不振、自殺を考える。
物忘れが多くなってくることもあります。
イライラが募り家族や周囲の人に怒鳴り散らしてしまうこともあります。
このような症状は認知症のために行っていると判断されることもあり、老人性うつ病は見逃されやすいのです。

仮面うつ病

うつ病特有の憂鬱な気分を感じません。
一見うつ病と感じさせないために仮面うつ病という名前がつけられています。
多少気分が落ち込むしょうじょうがありますが体に症状が出てきます。
疲れが取れない。
めまい、立ちくらみ、頭痛、肩こり等体に表れます。
体調がかなり悪いのに身体的な異常が見られない場合は仮面うつ病の可能性があるかもしれません。
仮面うつ病はうつ病の中でも軽度のうつ病です。
医師の下で診察を行い治療を開始すれば必ず治すことができます。
最近ではサラリーマンや学生に仮面うつ病の人が増えてきている状況があります。
今まで一生懸命仕事や勉強に打ち込んでいた人が急にやる気が失せた時は仮面うつ病かも知れません。
仮面うつ病になると体の変調とともに人と会いたくない、外出したくないというキモチに襲われます。
症状が重い場合は自殺をすることもあります。
身体的な変調が目立っているために内科を受診する人が多いようです。しかしいくらないかを受診してもうつ病を完治させる事はできません。
ないかでは軽度のうつ病である仮面うつ病は見逃されることが多いのです。
体調が悪く内科を受診しているのに症状が回復しない場合は仮面うつ病が考えられるでしょう。

季節性うつ病

11月ころからうつ病の症状が出始め1月から2月にかけて症状がピークになります。
夕方になると眠くなる特徴があります。
とにかく眠たくなるのが季節性うつ病です。
うつ病でなくても冬場は夏場と比べて睡眠が多くなります。
うつ病になっている人は体を動かすことを億劫に感じられ、体が多くの休息を必要とします。
エネルギーを体に蓄えようとすることで強い眠気を感じるのです。
エネルギーを蓄えるために食欲も増進します。
エネルギー源となる炭水化物を無性に食べたくなる特徴もあります。
寒くなってくると気分が優れないことが多くなるという症状を持っているあなた。
もしかすると季節性うつ病かもしれません。
冬になると症状が悪化しますが3月ごろになると段々と軽くなっていきます。
北国の人に多く見られます。
南国の人にはほとんど見られないうつ病です。
どうして寒くなるとうつ病の症状が出てくるのでしょうか?
原因の一つとして日照時間が関係しているといわれています。
北国の地方は南国の地方と比べて緯度が高いので日照時間が短くなります。
そのためうつ病に掛かる人が多いのです。

色々なうつ病

気分が落ち込んだ状態でいると自分はうつ病かもしれないと考えますよね。
気分が落ち込むことは誰にでもあります。
長い人生の中では色々な事があります。
気分が滅入った状態が続く事だってあるでしょう。
しかし気分が滅入った状態が数日ならともかく数週間続く場合。
周囲の人の意見に耳を貸すことが出来ずため息ばかりつきたくなるとき。
「もう自分はダメだ」「疲れた・・・」「つまらない」などと言う言葉が口から出るようであればうつ病のサインの可能性がありますね。
うつ病になると気分が落ち込むだけではありません。
日常生活が困難になる場合もあります。
気分の落ち込みでやる気が出ないと家事、仕事、人との交際、全ての日常生活が嫌になってしまうのです。
少しでもおかしいと感じたらすぐに医師に相談することが大切です。
うつ病はきちんと治療を行えば必ず治るのですから。